テスターから有益なフィードバックをもらうコツ:テスト依頼文の書き方
「問題なかったです」しか返ってこない理由
クローズドテストでテスターを集めても、フィードバックが「特に問題ありませんでした」の一言だった… という経験をした開発者は少なくありません。 これはテスターが悪いのではなく、依頼側の伝え方に問題があることがほとんどです。
テスターは「何をテストすればいいか」が分からなければ、 とりあえず普通に使って「問題なし」と報告するしかありません。 適切な依頼文を用意することで、フィードバックの質は大幅に向上します。
良いテスト依頼文の構成
1. アプリの概要(2〜3文)
何のためのアプリか、どんなユーザーを想定しているかを簡潔に説明します。
例:「このアプリは筋トレの記録を管理するためのツールです。 毎日のトレーニング内容を素早く記録し、週・月単位での成長を確認できます。 ターゲットは週3〜4回ジムに通う20〜40代の方を想定しています。」
2. テストしてほしい具体的な操作(箇条書き)
「自由に使ってみてください」ではなく、具体的なシナリオを提示します。
例:
「以下の操作を順番に試してみてください。
① 新規登録して初回起動チュートリアルを完了する
② 今日のトレーニングを3種目記録する
③ 先週のトレーニング履歴を確認する
④ トレーニングの記録を削除する
⑤ 設定画面から通知時間を変更する」
3. 特に確認してほしいポイント
開発者が自分では気づきにくい点や不安なポイントを明示します。
例:
「特に以下の点を意識して使ってみてください。
・操作の流れで迷う場面はありましたか?
・初回起動時に何をすればいいか直感的に分かりましたか?
・記録画面の文字サイズ・ボタンは使いやすいですか?」
4. フィードバックの送り方
レビューを書いてもらうのか、グループにコメントを書いてもらうのかを明示します。
フィードバックで聞くべき質問
- 良かった点:「このアプリの一番良いと思った機能や点は何ですか?」
- 改善点:「使っていて不便に感じた点・分かりにくかった点はありましたか?」
- クラッシュ確認:「アプリが強制終了した場面はありましたか?あれば操作内容を教えてください」
- 競合比較:「似たアプリを使ったことがありますか?あればどちらが使いやすいと感じましたか?」
- 継続使用意向:「このアプリを継続して使いたいと思いますか?理由も教えてください」
開発者同士のテストで得られるフィードバックの価値
本サービスのように開発者同士がテストし合う場合、一般ユーザーとは異なる視点のフィードバックが得られます。
- 「このボタン名はUX的に分かりにくい」といった専門的な指摘
- 「パーミッション要求のタイミングがベストプラクティスと違う」などの技術的なアドバイス
- 「自分のアプリでも同じ実装をしたが、別のアプローチの方が良かった」という経験談
まとめ
クローズドテストは「12名集めて14日間待つ」だけでなく、 有益なフィードバックを収集してアプリを改善する絶好の機会です。 具体的な依頼文を準備して、テスターから最大限の情報を引き出しましょう。 テスター集めに困ったら、本サービスをぜひご活用ください。